Ruby1.9のインストールとそのgemを動かすまで(Windows)

今回は、ruby1.9Windowsへのインストールについてです。
約1年前に書いた記事(d:id:ky2009:20071016:1192542741)では、One-Click Installerを使いました。
1.9系では、gemが標準装備になったので、これを使う必要はありません。
また当たり前ですが、1.9系は配布されていません。

ruby本体のダウンロード

1.9はまだ開発版という位置づけらしいので、安定版(1.8系)を求められる方はOne-Click Installerでいいと思います。
この日記を書いた時点では、1.9.1はまだ不安定らしので1.9.0の最新版をダウンロードしました。

http://www.garbagecollect.jp/ruby/mswin32/ja/
http://www.garbagecollect.jp/ruby/mswin32/ja/download/develop.html

今回は「ruby-1.9.0-2-i386-mswin32.zip」をダウンロードしました。
これを解凍し、フォルダ名を「ruby」にします。
そして「C:\ruby」に置きました。
以後はこのフォルダ構造で説明します。

パスを通す

次にrubyコマンドラインを使えるようにします。
わからない方は、ここを参照してみてください。

http://pub.cozmixng.org/~the-rwiki/rw-cgi.rb?cmd=view;name=Ruby+Install+Guide%3A%3AWindows%A4%C7%A4%CEPATH%A4%CE%C4%CC%A4%B7%CA%FD;num_links=all%23link

これでRubyを使うことができます。

gemを使うまで

次にgemの動作を確認してみます。

gem -v

これが動きませんでした。
「zlib.dll」がないと言われました。

zlibの入手

zlib.dllのダウンロード
http://www.rubylife.jp/railsinstall/rubygems/index3.html

このページによると、http://www.zlib.net/からダウンロードできました。
ダウンロードしたものは、「zlib1.dll」なので「zlib.dll」にリネームし、「C:\ruby\bin」に置きます。
これでコマンドが通りましたが、「gem update」をしてみると以下のようなエラーがでました。

libeay32.dll、ssleay32.dllの入手

これは、足りないと言われたものを順番に入れていくしかないようです。

OpenSSL for Windows
http://www.limber.jp/?Software%2FOpenSSL%20for%20Windows

ここによると、「ssleay32.dll」はwindowsでopensslをするのに必要なようです。

libeay32.dll、ssleay32.dllのダウンロード
http://d.hatena.ne.jp/troopergreen/20071109/1194586892

こちらで簡単な入手方法が説明されていました。
ここに書かれているように、一緒に「libeay32.dll」も入れておきます。

http://jarp.does.notwork.org/win32/

ここの「openssl-0.9.〜」のファイルをダウンロードして、同じようにbinに入れます。
これでやっとupdateもできました。


最初から入れて配布してくれないのでしょうか。
あと、One-Click Installerのgemの動作もなんとなくあやしい。
いつも環境作りは一筋縄ではいきません。