adduserとuseraddの違い

Linuxでユーザを追加する際に、一般的にadduserとuseraddの2つのコマンドがあります。どちらを使う方がいいのか調べてみました。参考環境はFedora8です。

*1

  • adduser
    • 対話形式で新規ユーザを作成する。

*2また、adduserによって以下の4つことが実行されます。

  1. パスワードファイルに新規ユーザを追加される。
  2. 新規ログインユーザのホーム・ディレクトリを作成し,そのディレクトリの所有権を新規ユーザに設定される。
  3. 新規ログインユーザ用の基本的なドット・ファイル(.login , .bashrc)を設定される。
  4. システムが二重化運用されている場合,待機系BCUの現用MCに自動的にアカウントを同期される。また運用系BCUおよび待機系BCUに予備MCが実装されている場合,確認後アカウントを同期される。
  • useradd
    • 新規ユーザを作成する。
    • 書式 useradd [オプション] [ユーザー名]
    • オプション
      • -m ユーザのホームディレクトリが存在しない場合に自動的に作成する。
      • -c ユーザのフルネームを引数で指定された名前に設定する。
      • -d ユーザのホームディレクトリを引数で指定された場所に設定する。
      • -e ユーザのアカウントの無効日を引数で指定された日付に設定する。
      • -g ユーザのグループIDを引数で指定されたIDに設定する。
      • -G ユーの所属グループを引数で指定する。
      • -s ユーザーのログインシェルを引数で指定する。
      • -u ユーザのIDを引数で指定されたIDに設定する。

ディストリビューションによって、あったりなかったりするそうなので確認してみてください。
ちなみに、最初詳しく調べずusraddにオプションを付けずにユーザ作成したため、あとでめんどくさいことになってしました。
なので、基本的にはadduserを使うのがよろしいかと思います。